(ブログ) 脱!ペーパードライバーの道

子どもがいると車がいりますね。
そう聞いても、産む前は全然ぴんとこなかったですが、
実際子どもと生活してみると、ほんとに必要だなぁと感じます。

まず、健診や予防接種、遊びに行くことも増えますし、買い物も増えます。

うちは、バス停まで徒歩15分、駅まで徒歩20分。
子どもの足では厳しい距離です。
おむつや着替えなどで荷物も多くなります。子ども自体が荷物に変わることも。
雨風暑さ寒さの中で、子どもと一緒に安全快適に移動するには、やはり車が便利です。


今は通園で、ほぼ毎日運転していますが、息子が生まれるまでは、10年以上のペーパードライバーでした。

20代そこそこの免許とりたてのとき、若さの無謀さで、何度か危ない目に合いました。
事故こそ起こさなかったものの、
自分は運転にむいていない!と、はっきり自覚しました。
あんな重たくて速いものを、自分の操縦で動かすなんて…!
ちょっとハンドルをぐいっとするだけで(しませんよ!絶対しませんけどね!)、大惨事です。
なんて恐ろしい道具かと、今でも毎日思いながら乗っています。

ペーパードライバーって自分くらいかと思ってましたが、案外おられるんだな~ということが最近わかってきました。
法的には運転していいはずなのに、
その心理的な壁は、なっかなか超えられるものではありません。
特に子どもが生まれた後では、どうにかしようとしても、教習所に行く自由な時間もありません。

そこで、自分で目標を決めて自主トレしました。
運転得意な方からすると、めまいがするような話やと思いますが、もしかしたらいる方もあるかもなので、書いてみますね。
(自家用車あり、免許ありの状態です)

1、イメトレ

まず家族が運転しているときに、助手席で同じように運転してるイメージトレーニング。

ハンドルの回し方、アクセルとブレーキの位置、サイドブレーキ(フットブレーキ)、ギアの入れ方、ウインカーの出し方など、遠い記憶をひっぱりだす!

そのときに、メーターの見方や、ワイパー・エアコンの使い方、窓の開け方、ガソリンの入れ方も確認しておきます。

もし事故を起こしたときの対処も忘れず確認。

2、家の周りを走る

晴れた日の昼間、子どもを乗せてないひとりのときに、家の周りを走ってみる!

ドキドキですが、やってみると案外体が覚えているもんです。

ウインカーのカチカチ♪も、自分で出してみるとまた違う味わいに。

最短距離でぐるっと一周できたら、少しずつ大回りにしていきます。

最後は車庫入れ。
できるなら、誰か運転できる人に後ろを見てもらいながらがわかりやすいです。

今はバックモニターとか、上からの画像で見れたりとか、補助してくれる機能が本当にありがたいです。

3、目的地へ行ってみる

10分ぐらいの目的地を設定して、そこへ行ってみます。

それもまずルートを確認して、車線や曲がるとこを完全に頭に入れておきます。

帰り道も忘れず確認しておきます。
つい歩くのと同じように考えてしまうんですが、車の場合は行きと帰りで違うことがあるので要注意です。

できれば、誰かにまったく同じ道を走ってもらい、助手席でまたイメトレしてからがいいと思います。

私の場合は実家に設定。15~20分です。
大通りが苦手なので、なるべく車通りの少ない道を選びました。
逆の方も多いようですね。
細い道が苦手で、大通りの方が運転しやすいという方もおってです。

15分でも、着いたらぐったりでした。
無事着いた…
とハンドルにふせて無事を喜んでいました。
世の中にはそんな人も運転しています!
みんな上手な人ばかりじゃないので、得意な方も温かい目でお願いしたいです!

よく休憩してから帰りましょう。

4、寄り道

短い外出に慣れて、車庫入れもまあなんとかできるようになってきたら、寄り道ができるように。

まずはコンビニぐらいから。
それも行きなれたところで、駐車場がすいてそうなときに。

それまでは決まった道を走ることしかできず、しかも途中でエアコンをさわる余裕もないので、出発したら暑かろうが寒かろうが そのまんま。
音楽も集中の邪魔。無音。
ひたすら前方を見て運転していました。
そりゃ疲れますよね…。

ミラーを見ても必要な情報が入ってこないというか、今でこそわかってきましたが、何をどう見たらいいのかがわからないというか…
これが下手ということなんでしょう。
瞬時に状況を判断して動く、というのがなかなか難しかったです。
がちがちに緊張してるから余計ですね。

5、他の目的地にも行く

実家には行ける、と自信がついてきたら、他の場所にも挑戦です。
少しずつ行ける場所を増やし、経験を積んでいきます。

別の道を通ってみたり。
少しずつ距離も長く。

自由に動けるようになってくれば、ぐっと楽しくなってきます。

私は今この段階です。

6、ちょっと遠出

一時間以内の遠出をしてみましょう。
帰りの体力を忘れず温存しておきます。

7、高速道路

一般道とは違うルールを確認しておきましょう。
道を間違えたときの取り返しがより困難になるので、間違えないようしっかり確認しておきましょう。
慣れるまでは、もしものときに交代できる人を乗せていきましょう。

と、これぐらいでしょうか。
スピードが速いのは恐ろしいですから、高速乗れる人は尊敬します。
子どもが大きくなって、お出かけの範囲が広がったら、私もいつか乗ることになるのでしょうか。なるべくやめときたいですが…

自分がへたなことはわかっていますので、
必要最小限しか乗らない
安全なことしかしない
を常に思っています。

これからも絶対事故にあいたくないので、気をつけます。
みなさんもご無事で!

一度、駐車場で主人の運転する車の前にうっかり荷物を置いてしまい、当たったことがありました。
袋に入れた本の束でしたが、ビニールがずたずたに裂けました。
5キロも出てなかったし、コツンと当たっただけやのに。
ぞっとしました。
車の衝撃は本当に恐ろしいです。
あとで主人にめっちゃ怒られました。


「名古屋走り」と同じように、
「姫路走り」もあるとかないとか…。
合図無しの車線変更とか、
対向車の左折に合わせた強引な右折とかが特徴だそうです。
確かにちょいちょい見ますね。
でも、ほとんどのドライバーの方は親切です。
私はそう感じています。

みんなで協力して、全部の車をスムーズに流す、その場に居合わせた仲間、という感じでしょうか。
お互いに表情も言葉もないのに、車の動きで意思が伝わるのおもしろいですね。
曲がるときは、曲がりたいですよ~と動きではっきり示せるように心がけています。
行くのか行かないのかはっきりしない運転を自信の無さからしてしまいそうになるので、それだけはしないように気をつけています。

お互いに譲り合っていれば、少なくともぶつかることはない。
両方が先に行こうとするからぶつかるんや。
とは、亡くなった父の言葉です。
忘れずにいようと思います。

発達障がい児ママの会 いちごみるく

姫路市社会福祉協議会 子育て支援事業 城陽支部 「発達障がい児ママの会」 ウェブサイト