(ブログ)貧乏性を治す

(※3月のめばえと赤ちゃん会は、中止となりました。)


とうとう県内でも新型コロナウイルスの患者さんがでましたね。

身近に迫ってくるのも時間の問題な気がします。

手洗い・うがいして、ちゃんと寝て食べて、体力をたくわえて備えましょう!

かかったとしても軽症ですむように。


それから、主婦として気になるのが、トイレットペーパー品切れ問題ですよね。

キッチンペーパーやティッシュまで品薄のようですが、キッチンペーパーって無いなら無いで、大丈夫じゃないですか?

どうしてあんなに頑張って買ってるのでしょうか?

ティッシュはちょっと困りますが、ぞうきんとかハンカチとかガーゼでなんとかできそうです。代わりにトイレットペーパーも使えるし、街でもらうポケットティッシュをためこんでいるなら、こういうときにぜひ使えばいいと思います。

予備に1パックあったら十分なものを、2つも3つも買い占めるから、それでそんな人がたくさんいるから、品薄になるんです。

自分たちの分だけあればいい、と・・・。その気持ちはわかりますが・・・

そうやって使わんと家に置いてる在庫が、今必要な人の分を無駄に奪っているんです。

1つ買って、無くなったらそのときに1つ買うっていう、いつも通りの買い方をみんながすれば、十分足りるのに。

苦労して探して買うことに、宝探しのような達成感を味わっているのでしょうか。

ニュースを見てむなしくなってしまいます。

オムツやおしりふきがもし買えなかったら すっごく困りますが、若いママたちは冷静なようですね。ほんとよかったです。


買い置きというと、貧乏性のイメージがありますが、本当の貧乏は買い置きもできません。

まとまったお金と置く場所がないからです。

私は、まあまあそこそこ貧乏な家で育ちました。衣食住のうち、「食」には困らんけど「衣」と「住」には事欠くぐらい。家に友達を連れて帰ると、ちょっとヒかれるぐらいです。

貧乏性もばっちり母から受け継ぎました。

一方、夫は堅実な両親の元で何不自由なく暮らしてきたので、まったく貧乏性なところがありません。

結婚して夫と暮らすようになり、いろんなことでその考え方の違いに驚いてきました。


例えば、時計を壁にかけるためにフックが必要になったとき、夫がホームセンターに買いに行ってくれたのですが、サイズが大きいのと小さいのどちらかわからんから「両方買ってきた」と言うのです。

びっくり仰天! その発想はなかった!

絶対どっちかいらんのに!

もし私なら、1回帰ってきてサイズを確かめてからもう1回買いに行くか、いちかばちか小さい方を買って、もし合わなくてもなんとかするか・・・

でもよう考えたら、そんな小さい金具、1個100円もしないんですよね。

そのために何回も行ったり来たりするよりは、初めから200円かけて1回ですませる夫のやり方の方が効率的だなぁと、その時に初めて自分の貧乏性に気付き、貧乏性のせいで損してるんじゃないかと、思い直すようになりました。


マヨネーズを最後まで使い切ろうとすると、最後の最後は「ぶひゅ!ぶひゅ!」みたいな、あんまりよろしくない音がしますね。

夫はあの音が大嫌い。

まだ残ってるのに捨てられるボトルを見ては、(もったいないなぁ)と思ってましたが、それもよう考えると、最後の1,2滴まで使ったからといって、どれだけ得してるのでしょうか。

一生で食べるマヨネーズの、残りのこびりついたやつを集めても、1本分になるでしょうか。

そう考えると、それは本当に得なのか? 逆に夫に不快な思いをさせる分、損なのでは?

と思うようになり、ある程度で諦めて捨てるようになりました。

切ってスプーンですくってた頃もありましたが(笑)、今のボトルって改良されてキレイに最後まで使い切れるようになってきましたね。

薬味のチューブも柔らかくなったし、歯磨き粉や洗顔料も最後まで絞りだしやすくなり、ありがたいです。


そうやって何でも最後の最後まで使い切らないと気が済まず、料理しててもフライパンに一切 具を残さないようにいちいちヘラで一生懸命こそげとったり、ビン入りの調味料は水入れてまで徹底的に使い切ったり(カルピスや洗剤でもやる)、パウチは切り開いてゴムベラでこそげとったり、油も最後の1滴までじっと流れ落ちてくるのを待ったりするのですが、

時間かかる!

貧乏性は時間も手間もかかります。

今はそんなことしてる余裕がない、バタバタの毎日です。

えーい! と泣く泣く諦めることにも、少しずつ慣れてきました。

今は何が優先かをちゃんと考えて、ほどほどにしとかんと、貧乏性に振り回されて窮屈でしょうがない。

それで、どれだけ得してるかというと、それほどでもないんですよね。

しみついた価値観なので治すのは困難ですが、それでも自覚できただけ、だいぶましにはなってきました。


つい最近、こんなことがありました。

冷蔵庫から牛乳を出そうとして手が滑り、牛乳パックを落として割ってしまったことがありました。

パン! と破裂音がして、底に近い部分にヒビがはいって中身がドボドボもれました。

まだ空けてない新品の牛乳だったので、穴あいた面を上にして流し台にとりあえず置き、ぬれた靴下とズボンをはきかえに行きました。

何につめかえようかな? お茶のポットだと牛乳のにおいがつきそうやしな・・・タッパーも小さいし・・・1リットルも入る大きな入れ物って・・・そうか!鍋に入れよう!

と戻ったら、夫が牛乳を流しに捨ててました。

えぇ~~~!?

と腰ぬかしそうになりましたが、ぐっと我慢。

「捨てるん?」と話しかけたら、

「だって、それしか ないやん」との答え。

牛乳1本200円が無駄に流れていく・・・

めちゃくちゃ物申したかったですが、割ったのは私やし、こぼれた残りを飲むのもなんだかなぁと思う気持ちもわからんでもないし・・・(私は全然平気やけど・・・)

あぁ~~ と思う間に流れちゃいました。


これ もったいなくないですか!?

捨てるという発想が私にはできなかったです。

ちょっと後ひくぐらいのショックでした。

だいぶ治ってきたと思ってたんですが、夫にくらべたらまだまだ貧乏性治りません。

発達障がい児ママの会 いちごみるく

姫路市社会福祉協議会 子育て支援事業 城陽支部 「発達障がい児ママの会」 ウェブサイト