(報告)11/10 いちごみるく 第3回

赤ちゃん会クリスマス会 あと2組です。お急ぎ下さい。


発達障害児ママの会「いちごみるく」3回目でした。

今回は、特別支援学校に通うお子さんのママに来ていただき、お話を聞かせてもらいました。

なんと支援学校で使った教科書や教材も持ってきてくださり、実物を見せてもらいました。実物にふれると、やっぱり具体的なイメージがわきやすく、たくさん質問もさせてもらって、今回もまたすごくすごく勉強になりました。

保育園児、小学生、中学生がいらっしゃり、その上にお仕事もされているなんて、一体どうやって時間を捻出しているのでしょうか。想像もつきません。

参加してくれたお母さんたちも きっとそうだと思いますが、発達障害児の子育ては、毎日がへっとへと。

その貴重な時間を割いてくださり、本当にありがたいです。


私なりにお話の内容をまとめてみました。

情報を必要とされる方に届きますように。


※口コミも含めた情報です。聞き間違いや勘違いもあるかもしれません。以降に変更になったこともあるかもしれません。市町村によっても違ってきますので、重要な情報については必ずご自身で確認してから行動してくださるようにお願いします。


★特別支援学校のメリット

・支援学級では学校ごとの指定教科書を使うが、支援学校では各自に合わせた教科書を使ってくれる。親の希望も入れながら、興味のある分野を伸ばし、自立にむけた教育をしてくれる。

・先生が多くて手厚い。1クラス 生徒7,8人 先生3人。1学年2~4クラス。

・支援学級に比べて、親が登校しなければいけない機会が少ない。


★特別支援学校の生活

・小学校→中学校→高校とあがるにつれて人数が増える。

・運動会などの大きな行事は小中高が合同。

・高校に進学するときに試験がある。落ちた子はいなかった。面談があって、成績ごとにクラス分けになる。

・中高は作業がある。木工・園芸・革細工など。文化祭で一般向けに販売。

・高1から就職先さがしが始まる。年間3回、作業所の見学に行ける。作業所によって募集があったりなかったり。辞める人がいないと空きができない。見学に行ったところがつぶれることもある。

・普通学校との交流会が年3回ある。高学年になると生徒企画で歓迎会を開いてくれたり。支援級との交流もある。地域の人に知ってもらっていれば、外で本人が困っているときに助けてもらえやすい。兄弟がいる場合、交流に行くかどうかは考えて決めさせてもらえる。

・親向けの研修会もある。

・進路を決めるときは、本人が楽しいかどうかを最終の判断基準にした方がいい。


★放課後デイサービスについて

・増えてきている。

・習い事のように、内容や条件で選ぶ。公文、運動、外出、買い物体験、勉強など。

・送迎があるところも。学校まで迎えに来てくれるところもある。送迎してもらえる範囲が限られていることもある。

・タイムケア(一時預かり)をしてくれるところもある。施設によって預かり時間が決まっていて、延長料金を払えば時間延長してくれるところも。タイムケアはあくまでも預かってもらうだけで、療育目的の内容ではない。月最大9日まで。

・放課後デイを選ぶときには、本人をつれて見学に行こう。本人にしかわからない好き嫌いがある。

・長期休みのときの預かり方(時間や条件)も調べてから選ぼう。

・土日祝にやっているところもある。

・しらさぎ特別支援学校は水曜日が早帰りなので、水曜日はどこもよく埋まっている。


★性教育について

・命の大切さや、人との関わり方を知るために大切。

・小さい頃から、水着ゾーンと口は大事な場所だから、人に見せない・人のをさわらない・自分のもさわらせないと教えていく。

・小さい頃から人との距離感を教えていこう。大きくなるにつれて距離を遠くしていく。高学年になったら、抱きついてきたときには拒否するように、まわりの大人に協力してもらう。

・高学年からは、親も一介助者のように介助する。異性の子の風呂介助は、親は着衣で。親がOKなら他の大人もOKだと誤解しないように。


★大切なこと

・成功体験をさせる。失敗より成功の方が身に付きやすく、できることが増えることにつながる。

・自分で選ぶ経験をさせる。親がずっと選んでいると、自分で選べない子になってしまう。

・自分の行動の責任をとらせる経験をさせる。なんでも親が助けてしまわない。

・親と子の境界線をもつ。親が子を自分の一部のようにとらえて過保護にしてしまうと、子が自立できない。親と子は別人格。


特別支援学校って、よくわからなくて遠いもの。

そんなイメージでした。

息子に障害がなかったら、きっとそのまま一生過ごしたでしょう。

お話を聞かせてもらい、子どもたちひとりひとりの教育のために考えられ、工夫された学校なのだと具体的にイメージできるようになりました。

今こうして生き生きと輝いてらっしゃる先輩ママさんの姿に、すごく励まされます。

先の見えないことが不安な私のようなタイプは、知ることで落ち着き、楽しみに未来を迎えられる気になれます。

もし同じ思いの方がいらっしゃったら、ぜひお話ききに来てもらいたいです!


来月12月1日は、初めて専門家の方に来ていただきます。

ひょうご発達障害者支援センター クローバー 上郡ブランチより、職員さんおふたりが来られます。

発達障害の子が、保育所や幼稚園で過ごしやすくするための方法や、保育士さんへのお願いの仕方・連携の取り方などについてお聞きする予定です。

他にも、くつのはき方や服の着方、食事、いたずら対策などなど、身の回りのことを教える技術についても、知りたいことがあれば質問してみてくださいね。


託児が必要な方は2週間前までにお申し込みお願いします。

大人の方だけでしたら、当日とびこみでも大丈夫です。でもお茶と資料がないかもしれませんので、できたらご連絡くださいね。

発達障がい児ママの会 いちごみるく

姫路市社会福祉協議会 子育て支援事業 城陽支部 「発達障がい児ママの会」 ウェブサイト